10.1型のタブレットには、小さなサイズには無い、さまざまなメリットがあります。タブレットを利用する際の課題のひとつに、入力デバイスの問題があります。パソコンであれば、標準的な規格のキーボードがあり、日本語環境であれば、JIS水準に則ったキー配列による入力をマスターすれば、多くの機種でも対応できる技術となります。一方、スマートフォンやタブレットの場合は、一部の2in1のモデルのようなハードウェアのキーボードを利用するモデルを除き、原則としてタッチパネルに表示される、ソフトウェアによるスクリーンキーボードを利用します。
しかし、狭い画面でも使いやすさを目指すレイアウトの関係から、独自のキー配列となり、パソコンではお馴染みのCtrl、Alt、Shiftなどと言った、いわゆる特殊キーは、いくつかの操作を経なければ利用できないケースや、それぞれのメーカーによる独自の入力方法に入れ替わっていることもあります。特にパソコンからタブレットに移行した方にとって、最初は戸惑ってしまう最初の壁となってしまいます。そんな中でも、10.1型のタブレットであれば、その画面の大きさから、スクリーンキーボードでありながらも、JIS水準のキー配列を、そのままシミュレートすることが可能で、パソコンを利用していたのと同じフィーリングでキーボード入力ができるようになります。もちろん、Ctrl、Alt、Shiftなどの特殊キーも利用でき、文字入力の能率が、大幅に向上します。
特に、ビジネスや学業の分野において、快適な入力環境を求めて、10.1型を選択するユーザーも少なくありません。